『 オキナワの家 』〜 ヒンプン(屏風)

だいぶ前に購入していた『 オキナワの家 』(著 : 建築家 伊礼 智 )という本が 今朝は 何故か気になり パラパラとめくってみたら・・・。

とても大切なことが書かれていて ヒンプンという沖縄の路地と屋敷内との間にある衝立のような壁の話が心に残り 与那国島でも探してみることに。

以前は もっと 与那国島にも あったそうですが 取り壊されたヒンプンも多く、それでも やはり ありました。

屏風(ヒンプン)という環境装置
沖縄のスージ(路地)と屋敷内との間に 衝立のような壁があります。
これがヒンプン(屏風)とよばれ、伝統的な沖縄の住まいの特徴的なもので、目隠しと魔除けを兼ねています。
ヒンプンが ひとつあるだけで、街との関係が楽しく、何か心地よいと感じてしまい、ワクワクさせられるから不思議です。
壁といっても単純で簡易なものなのに、とてもよくできた環境を演出する装置のようです。
ヒンプンの材質もさまざまで 実に楽しいものです。
石灰岩を積んだものや 植物だけのもの、ブロック積みもあれば、トタン板を はったものまで とにかく、目隠しとなる物であれば 何でもいいようです。
『 オキナワの家 』より


今日から 路地に入るのが もっと楽しくなりそう。
